購入後の円高・円安はどちらが良いか? | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

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6/30/2013

購入後の円高・円安はどちらが良いか?

コンドミニアムの購入は、ドル・円の為替に影響を受けるので、頭金を用意する段階から動きがずっと気になるところです。手持ち資金を頭金のドルに替える時は、円高が良いに決まっています。1,000万円を1ドル80円で替えれば、12.5万ドルになるのに対して、100円なら10万ドルです。私はここで大きなミスをしたというか、ドルを買うタイミングを間違って5,000ドルほど損をしました。損をしたというのは間違っているかも知れませんが、もう少し早く替えておけば、同じ円資金で5000ドル余分にドル資金が持てました。残念。

では、購入後は、円高と円安とどちらが良いのでしょうか?私は、買ってしまえば、円安に転がる方がいいに決まっていると単純に考えていました。それは、円安になれば、購入したコンドミニアムは、円ベースでの価値が増えるからです。買ったものは価値が上がった方が良いに決まっています。でも、私が購入した後は少し円高に振れており、その中で、どうもそうとは言い切れないと考えるようになりました。それは、繰上返済を続けるという目論見があるからです。

私の住宅ローンは、月に1,000ドル強の返済があります。これを30年支払い続ける返済プランです。これから定年までの約10年間は、家賃収入が期待できるので、このまま支払いは何とかなるだろうと考えています。しかし、定年後に自分が使えるようにしたければ、住宅ローンを完済している必要がありあます。自分で使いながら(つまり、家賃収入ゼロ)、仕事による収入がなくなって月に10万円以上のお金を捻出するのには無理です。だから、早期返済を考えるわけです。以下、3つのケースを考えてみます。

  • 繰上返済なしで、10年経つと、20万ドルちょっとのローンはどうなっているでしょうか?10年後のローン残高は、ジャジャジャジャーン、約17万ドルです。おっとこれは重たいですね。10年で元本は3万ドル強しか減りません。
  • 次に、10年間、毎年100万円を繰上返済したらどうなるかを考えてみます。1ドル100円とした場合、繰上返済は年1万ドルになります。そうすると、10年後のローン残高は、45,000ドルです。定年時に400-500万円程度の残高なら、手持ち資金ですべて払ってしまえると思いませんか?これならなんとかなるかも知れません。
  • では、同じ繰上返済で、1ドル80円ならどうか?繰上返済は、毎年12,500ドルとなり、10年後のローン残高は、なんと14,000ドルです。こうなれば、もっと楽ですね。

頭金を払った後に、円高になると、繰上返済にはとても有利なことが分かります。逆に、円安になれば、コンドミニアムは円ベースで価値が上昇するので、売却には利点となります。結局のところ、ローンを使って購入すれば、買った後に円安になっても、円高になっても、良いことがあるわけで、あまり気にしても仕方がないということが分かると思います。購入する前は、絶対に円安が良いと信じて疑わなかったですが、円高だって十分にメリットがあります。この発想は、自分で購入していなければ、気づかなかったことなので、参考になるのではないかと思います。

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