De Minimis Safe Harborで「費用」処理を適用 | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

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1/31/2016

De Minimis Safe Harborで「費用」処理を適用

1月最後の週末ですが、ブログのページビューが伸びません(自虐的笑)。アナザースカイで佐藤栞里さんのハワイを見たけれど、それは横に置いて、タックスリターンで進みます。

連邦税の最後の話題は、De Minimis Safe Harborです。De Minimisというのは、「些細なこと」という意味で、例えば、通関で関税がかからない範囲をDe Minimisと言っています。Safe Harborは、文字通りには、安全な港。調べると、問題に引っかからない範囲とか、ガイドラインと言う意味がありました。

日本だと修繕費か償却かという点については、20万円の線引があります。アメリカは、その点が長い間曖昧で、ほとんどの物を減価償却しなければならなかったようです。昨年故障のため買い換えた冷蔵庫は、700ドルぐらいでしたが、アメリカでは減価償却。日本では費用扱いでした。

アメリカでも日本でも、改善だと減価償却、現状復帰は修理というのがベースです。冷蔵庫の場合は、買い替えだけれど、より良くなっているから減価償却扱いなのでしょう。でも常識的に考えて、300ドルぐらいで買うものを減価償却する必要があるのか?とは、誰もが思うことでしょう。IRS(アメリカの税務局)のルールでも意味が異なる二つのものがあったらしいです。

こういう状況を改善するために、De Minimis Safe Harborの登場となりました。ルールは2013年に発表され、2014年のタックスリターンから適用が可能だったようです。個人でビジネスをやっていて正式な財務表がない場合は、500ドルまでが費用処理が可能でした。それが、2016年(2017年に行う申告分)からは、2,500ドル(2015年は500ドル)までがDe Minimis Safe Harborの適用範囲となります。

この金額をどういう風に理解すべきか?例えば、一個で2,500ドルまで?とか、請求書にはどうやって書いてあるべき?とか、細かいルールがあります。その辺は、情報を確認するなり、会計士さんに尋ねるなり、確認の方法があると思います。このルールがあれば、700ドルの冷蔵庫は、1年で償却が可能だったわけです。昨年レンタル物件のために購入したものがあった場合は、このデミニマスセーフハーバーは検討すべき事項です。



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