オアフのGET税率 | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

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10/01/2013

オアフのGET税率

オアフ島で買物をすると、税金が掛かります。賃貸の家賃も対象です。お店のレシートに、4.712%と言う数字を見たことがあると思います。買ったものにこのパーセンテージが掛けられています。この4.712%はどうやって出来た数字かをご存知でしょうか。

GET(General Excise Tax)は、一般消費税と訳されていることが多いですが、厳密には消費税ではありません。日本の場合は、消費者が消費に対して払うので文字通り消費税ですが、ハワイのGETは、本来、事業者が払うもので、これを顧客に転嫁することが許されているのです。ですので、GETを消費税ではなく、売上税と訳している場合があります。

ハワイの事業者は、ビジネス上の売上収入の4%分をGETとして納付します。オアフ島では、これに追加して0.5%をモノレール建設のために徴収しています。ですので、4.5%がオアフ島でのGETレートになります。

では、なぜ、4.5%がレシートで4.712%になるのか?

カラクリを説明しましょう。

事業者が顧客に4.5%のGETを転嫁すると4.5%分も売上として認知します。つまり、代金が$100なら4.5%のGETで、税額が$4.50です。よって、お客様が支払うのは、$104.50です。税務署は、$104.50に対して、4.5%を掛けるので、

$104.50 x 4.5% = $4.7025

これが、理論的に税務署へ支払うGETの額となります。

ならば、購入代金に対して、4.7025%の掛率で良いではないか?と考えます。つまり、$100.00の売上があった場合、掛率が4.7025%なら、

$100.00 x 4.7025% = $4.70

となるわけです。

では、4.7025%が4.712%になるのでしょうか?

10万ドルの代金で考えてみます。この二つのパーセンテージでは、それぞれ顧客の税負担額は、4,702.50ドルと4,712.00ドルになります。これを逆算して、税率が何%になるか見てみます。

税務署から見ると、事業者の売上は10万ドルにそれぞれの税額を足したものです。税額を売上金額で割れば、税率が出てきます。

$4,702.50 ÷ ($100,000 + $4,702.50) = 0.04491297
$4,712.00 ÷ ($100,000 + $4,712.00) = 0.04499962

どちらも四捨五入すれば、4.5%になりますが、若干の差が出ました。この差から言えるのは、掛率を4.712%にすると、税率を限りなく4.5%に近づけることができるということです。売上の金額が大きいとこの差は小さくありません。つまり、税務署は、掛率の誤差を調整して徴収できる税金を見逃さないようにしているわけです。因みに、オアフ島以外では、4.166%が加算されています。

お分かりいただけたでしょうか?

余談ですが、カリフォルニアで旅行中に買い物をすると、Sales Taxを9%取られました。500ドル買い物すると、20ドル以上ハワイより高くなります。買物に行くならハワイがいいかも〜と思ってしまいました。

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