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2013年当時の比較です。
楽天銀行がローコストの海外送金を開始したので、実際に為替のスプレッドを含めたコストで何が有利かを検証してみました。計算したのは5つのケースです。
ドルの調達 | 国内送金 | 海外送金 | |
#1 | 住信SBI銀行 | あり | シティバンク銀行 |
#2 | 住信SBI銀行 | あり | シティバンク銀行(手数料割引) |
#3 | 楽天証券 | あり | シティバンク銀行(手数料割引) |
#4 | 楽天銀行 | なし | 楽天銀行 |
#5 | シティバンク銀行 | なし | シティバンク銀行 |
条件は以下のとおりです。
- 住信SBI銀行の為替スプレッドは7銭。国内のドル送金、3,000円。
- シティバンク銀行の海外送金は、4,000円。残高が100万円あると、2,000円になります。これを手数料割引としました。
- 楽天証券では、ドルMMFを買います。為替スプレッドは25銭で、国内送金は25ドルですが、シティへの送金には1,000円のキャッシュバックがあります。ですので、国内送金を1,500円で計算しました。
- 楽天銀行の為替スプレッドは1円と判断しました。送金手数料は750円とし、中継銀行手数料は含みませんでした。1回100万円という限度があります。
- シティバンク銀行の為替スプレッドは、1円です。
検討の結果です。
- 4,000ドル未満は、楽天銀行が有利。
- 4,000ドル以上、1万ドルぐらいまでは、楽天証券+シティが有利。
- 1万ドル以上は、住信SBI+シティが有利。
- 高額になると、シティの手数料割引がなくても、シティ+住信SBIが有利。
- 5,000ドルぐらいまでなら、楽天銀行が手間がかからず良いかも知れません。
楽天証券に関しては、一つ問題がありました。タイミングによるのかも知れませんが、電話がなかなかつながりませんでした。ドル建てMMFの解約も時間のズレが生じます。ウェブで解約して、資金移動できるようになるまでに2日ほどかかります。実際に利用してみましたが、ちょっと不便でした。
計算の一覧があるので確認してみてください。一番左がドルの送金額で、次が#1のコストです。@$1は、1ドルあたりのコストです。コストは、為替スプレッドにドル送金額をかけたものに、国内送金と国際送金の手数料を必要に応じて足しています。参考になれば幸いです。
1 件のコメント:
間違って、いただいたコメントを削除してしまいました。大変失礼いたしました。確認メールの文章をそのまま転記させていただきます。
山田譲さまより
初めまして、海外送金に関するブログを運営しています。
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わたしのブログ記事ですが、参考まで
http://kaigaisokin.seesaa.net/category/8265199-1.html
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