人生にタラレバはないのですが、10年前、つまり40代に入ったところでコンドミニアムを買っていたらどうなっていたのだろう?と、つい考えてしまいます。
10年前と言えば、まだまだ子どもは小さくてこれからお金がかかる時期で、家のローン残高も多く(今でも多いですが・・・)、そんな決断ができるはずはなかったです。しかしながら、ブログを読んでいただくのは私よりも若い人がいるのではないかと、考えてみました。
- 現在ターゲットと考えているコンドは、当時25万ドル
- 1ドルは118円ぐらい
- モーゲージのレートは、30年固定で6.8%
頭金は、10万ドルとしましょう。諸経費は、8000ドルとして10万8千ドル。ローンを15万ドルとします。すると・・・
- 当初の出費は、1275万円です。
- 15万ドルのローンは、毎月980ドル程度。
当時の家賃収入は、今よりも低いはずですが、管理費もそれなりに低いので、家賃収入でローン、管理費、GETは賄えるとします。いまどうなっているか?
- 15万ドルのローン残高は、いま12万8千ドル。金利が高かったので元金が減るスピードが遅いです。
- 因みに、1年に1万ドル繰上返済していると、10年で完済できました。
- 1年に10万円程度の出費はあったと思います。
- 一番違うのは、家の評価額。25万ドルで買ったコンドは、35万ドル程度になっているようです。
収支はどうでしょうか???
- 当初の支出1275万円と1年10万円の出費合計100万円を足すと、1375万円。
- 毎年1万ドルの繰上返済で1000万円(過去10年のドルレートの平均は、100円ぐらいだと思います。)
- 35万ドルは、3570万円。
- 全ての出費は、2375万円ですから、単純な資産増加額は、1195万円。
元金を1275万円にして、1ヶ月8万円(年に100万円の繰上返済に相当)を貯蓄して、10年運用して、3570万円にするには、年6.8%の利回りが必要になります。この10年間、日本で6.8%稼げたら奇跡ですね。そして、繰上返済をしてローンが完済になっていれば、35万ドルの資産と月に1000ドル程度の収入が見込めるということになります。繰り上げ返済していなくても、頭金の投資は2倍になっています。
長期滞在のためにハワイにコンドを買うのは割が合わないというが、一般的な結論ですが、家賃収入を得ながら資産形成をまず目的としてコンドミニアムを購入する場合は、必ずしも間違いとは言えないようです。もちろんリスクがあるので、無理は禁物です。若い人は、このタラレバを参考に考えてみてくださいね。
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