タイムシェア： 売る側のロジック

「タイムシェアをローンで買ってはいけない」という記事を書いたら、結構読んでいただきました。そこで、タイムシェアに関する投稿を続けてみたいと思います。

因みに、私は、タイムシェアを買って大正解だったと思っています。1万3千ドルぐらいの出費で、いま売れば数千ドルしか戻ってきません。でも、元は取っているので損はありません。家族でハワイに行って、ゆったりと泊まれる。最高です。

でも、タイムシェアを購入した人の満足度が平均的に高いかというと、そうではないと思います。入り口を間違ってしまうと、後悔することになります。

ということで、デベロッパーの営業の口車に乗らないように、彼らの言っていることを考えてみましょう。

今日は、タイムシェアを勧める側の論法です。

私は持っているHGVCだけでなく、他に2社のプレゼンテーションを聞いたことがあります。国内のタイムシェアのお試しも利用したことがあります。言い方はいろいろありますが、だいたい言っていることは同じです。

1. 購入すれば、ハワイだけでなく、いろんな場所でバケーションに行けます。
2. これから何回、旅行に出かけますか？
3. その旅行の宿泊費にいくら使って、XX年で合計はいくらになりますか？
4. その時に宿泊する部屋はどんな広さですか？
5. 購入すれば気軽にハワイに来ることができます。
6. お子様と共同所有にすれば、全員で楽しめます。
7. 所有権は、お子様に譲渡可能です。（登記の有無でできない類もあります。）
8. 小さい輸入車並みの値段ですから、ちょっと頑張れば買えます。
9. それで、ハワイに別荘を1週間分持てます。
10. タイムシェアを利用できない場合は、ホテルの利用が可能です。
11. 今、購入を決めると、XXXXの特典（割引や追加ポイントなど）を差し上げます。

こういう話を青い空と青い海が広がるリゾート地で聞いて、しかも、旅行中なので出費に対する抵抗力が下がっています。ハワイ好き（それがはじめての滞在でも）だと、NOと断言するのは難しい。それで思わず買っちゃうわけです。