今回の売却を通じて思ったのは、不動産は買うことよりも売ることの方がはるかに難しいということでした。大きな意味でのタイミングというものが分からないし、買主がいつ現れるかも分からない。買う時は、買うのを止めることも含めてある意味すべてをコントロールできますが、売る時は自分でコントロールできる要素が少ないので、状況を見て判断する必要があって、その時間の間、コンドミニアムならば管理費というそれなりの金額の出費があります。ハワイの場合、家賃がなければGETの納付はありませんが、固定資産税の支払いはあります。
正直言って、ハワイの物件はちゃんと売れるという過信がありました。なので準備が足りなかったと思います。一番は、管理費の出費を甘く見ていました。最初の1-2か月は余裕なんですが、時間が経ってきて売れる気配がないと、いつまでこの管理を払い続けるのか?という不安が頭を過ります。ハワイの銀行口座には、1万ドルほど残高がありましたが、それでも先が見えないと「これはやばいかも」とプレッシャーを感じることになります。
マーケットの状況によって考えるべきポイントは異なるはずですが、私の学びとしては、売却するなら半年ぐらいの期間を見て金銭的な準備をしておくことが重要だと思います。余裕がなくなると交渉力がなくなります。冷静な判断ができなくなる状況は避けたいところです。また、それより大きな考え方になるのですが、投資物件ならば、買った時に10年過ぎたら売るというプランを最初から持っておくと、いろいろなことを合理的に判断できるように思います。損するか得するかなんて誰にも分からないし、結果論です。ならば、自分であらかじめ決めた保有10年のタイミングに向けて2-3年かけて売却の準備を進めていく方が納得できるように思います。
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