最後の壁を乗り越えるには その参 | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

Translate

9/02/2013

最後の壁を乗り越えるには その参

シリーズ3回目です。今日は、「用意できる資金を決めておくこと」がテーマです。

これまでも、ワイキキのコンドを買うのにどれぐらいの費用がかかるかの話はしてきました。


資金をプランする際には、購入費用をすべて負担できるか否かがまず最初の問題になります。全財産をつぎ込んでコンドミニアムを購入するのは現実的ではありません。子供の教育資金や退職に向けた貯蓄などの考慮も必要です。購入後に、自分のライフプランに適当な残高が残るような計画が必要です。ただ、この点は、誰もが考えることだと思います。

決断という意味では、次のポイントが非常に重要だと思います。

それは、資金をどこまで出せるのか?ということです。それを考えるために、用意できる資金を、二段構えで考えておくことをお勧めします。

 1)確実に出せる金額
 2)ここまでなら頑張れる金額 

実際の物件が出てきた時に、想定通りの価格か、それより低い場合は、問題ありませんが、高い場合もあります。希望の条件がほとんど満たされているけれど、価格が予定よりも高いというような時は、相当悩みます。死ぬほど悩むと思います。オファーを出すということだけでも恐怖心があるのに、金額が想定より高いとさらにプレッシャーがかかります。そんな状況でも、客観的な判断をしないと後悔をすることになるかも知れません。金額の上限を明確にしておくことは想像以上に有効だと思います。

改めて、具体的な数字で考えてみましょう。購入する物件を33万ドルと仮定します。

まず、頭金です。33万ドルの物件で頭金を35%求められると、115,500ドルになります。頭金で気を付けておくべきは、ドルに転換するタイミングによって、2−3%の誤差が出る可能性があるということです。頭金は、他のコストよりも大きいので、ドル円レートの動きを吸収できる資金プランにしておく注意が必要です。

クロージングコストは、ローン諸費用も含めて9,000ドル程度。修理費用は、ケースバイケースですが、私の場合で、4,500ドルでした。多分、高くも安くもないというレベルだと思います。そして、家具の購入は、必須ではありませんが、3,000ドルは見込んでおいてください。

すべての費用を合計すると、132,000ドルです。ドル円が100円なら、13.2百万円。為替の動きは予測不可能ですが、最大3%の誤差を見込むなら、約40万円の余裕が必要です。さらには、もし買いたい物件の価格が35万ドルだった場合、頭金は、プラス7,000ドルが必要になります。必要な合計資金は、13.9百万円です。

コストが高くなってくると、家具を購入しないことも選択できます。また、コストの見積だけでなく、手持ち資金も細かく見ておくべきと思います。メインの口座だけでなく、その他分散されている貯蓄を見なおしては如何でしょうか?生命保険の配当金があるかも知れません。本当にいくらまでなら出せるのかを知るには、事前の作業が不可欠なのです。






0 件のコメント: