セミナー自体は不動産投資の話なので、興味がある方は本を購入されることをお勧めしますが、このブログのテーマに関連する非常に有益な情報も得ることができましたので、今日はそれについて書こうと思います。
参加して勉強になったと思ったのは、トラストの話を弁護士から聞けたことです。Death Deedのことを書いた時には、基本的なイメージは掴めていましたが、ポイントを説明できるまでの理解はしていませんでした。それが明確になったので、以下に重要な部分を要約します。
- トラストとは、簡単に言うと、法律に則り資産を所有させる箱を作って、それに資産を入れて、所有者が死亡したら、その資産を誰か(例えば、子供)が使えるように決め事をつくるというイメージです。日本にも遺言信託というようなものがありますが、似て非なる物のようです。
- トラストに入れた資産が子供に渡る時には、米国での税金がかかりません。孫に権利が渡る時は、税金の支払いが発生するとのことです。
- このトラストには、不動産だけでなく、資産価値があって課税対象になるものは、何でも入れられるそうです。
- 所有している不動産をトラストに入れても、家賃収入に対するローンの金利分控除などの恩恵に影響はありません。
- トラストを作ると、日本人でもアメリカで生命保険が購入できます。
- トラストの設定にかかる費用は、資産規模のよりますが、3,000〜7,000ドル程度だそうです。
短い時間でしたが、ゲスト・スピーカーとして、ホノルルで弁護士をしている Mr. Gary Y. Shigemura が説明をしてくれました。事務所のホームページはこちらです。トラストの設定は、気になっていたテーマであり。トラストの問題を解決できる糸口が分かったのは、本当に大きな収穫でした。また、ホノルルにオフィスを構えている Mr. Shigemura に遭遇したことは、本当に幸運だったと思います。
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