タイムシェアとは、コンドミニアムの所有権を1週間単位で持つことで、特定のコンドミニアムやリゾートネットワークの施設に宿泊できるというものです。詳しくは、すでに色々な情報が出ているので、そちらに任せて、ここではどんな人が持てば良いのかを考えて見たいと思います。
- リタイア組
一番有利なのは、時間にゆとりがある人達です。退職して時間に追われていない人は余裕を持って利用することができます。まず、突発的なことが起きる可能性が低いはずなので、かなり先の予定を立てられます。多くの日本人が利用したい、GWや夏休み、お正月に出かける必要がありません。これらのことは予約を取る際に有利に働きます。また、ヒルトンなどは直前の空きを格安で利用できます。突然、出かけることも可能です。時間にゆとりのあるリタイア組は最強と言えるでしょう。 - 年に一度海外旅行に行ける人
季節によって変動するコストがありますが、ハワイに1週間行くには、フライトが1人10万円。レンタカーが4万円。駐車場2万円。食費が7万円。アクティビティに3万円。日本国内の移動に2万円ぐらい。家族3人でも50万円ぐらいが最低ラインだと思います。おみやげを買ったり、日常使いのアイテムを買物をすれば、70-80万円は必要です。毎年この出費を厭わない人でなければ、タイムシェアを持っても楽しくない可能性が高いです。 - 休みが自由に取れる人
これは、1と2と重複しているところが多いです。1と裏返しで、GW、夏休み、お正月にしか旅行が出来ない人は、旅行の手配に柔軟性を最優先するべきです。タイムシェアを持つと行き先によって宿泊できる場所も限られます。宿泊が確保できなければ行き先を変えるか、旅行を諦めるかの選択になってしまうのは、避けたいですね。休みが自由に取れれば、自分に有利なプランが可能です。例えば、ハワイの場合は、公立小中学校が休みとなる週は、競争率が高いです。しかし、私立小中学校の春休みは数日早く始まるので、この休みに合わせて休暇を取れるだけでも、タイムシェアの価値は格段に違います。 - 滞在場所が同じで良い人
タイムシェアを持つと同じところに出かける確率が高くなる可能性があります。タイムシェアのシステムによっては、様々な場所で施設を利用できる場合もありますが、本来は、自分の行きたいところにタイムシェアを所有して、そこに通うのが多くの所有者が求めている姿ではないでしょうか。また、同じ場所に通うことで新たな発見があるというのが、タイムシェアを持つ価値に通ずると思います。 - 準備を楽しめる人
予約のタイミングや行き先など、タイムシェアを持つと制限されることが少なくありません。自分が望むタイミングで必要な大きさ部屋を確保するには、予約のウェブサイトと長い間にらめっこなんてこともあります。これを乗り越えると格別の喜びがあります。しかし、柔軟性が低いから気苦労も多いです。タイムシェアの利用ルールを理解して、予約のプロセスを楽しめる人はOKです。これがただの辛いだけの準備になってしまうと思う人は、タイムシェアを避けるべきかも知れません。
タイムシェアを買おうと考えたり、所有について考えなおしたりする場合は、このようなことを再確認すると良いと思います。
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