力作だった「世界ふしぎ発見!ALOHA HAWAII」 | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

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6/12/2016

力作だった「世界ふしぎ発見!ALOHA HAWAII」

6月11日は、カメハメハ大王を称える日でした。それに合わせたのかどうかは分かりませんが、世界ふしぎ発見!は、ハワイをテーマにしていました。ハワイの番組は年中やっていて、グルメ関係はなかなか新しい情報に遭遇しないという状況です。

それだけに、ミステリーハンターと自称する世界ふしぎ発見という番組が、どんな話を聞かせてくれるのかは、とても興味がありました。アクティビティのチューブアドベンチャーをスタートにしたのは、普通だと思いましたが、その後の展開は興味を惹かれました。水路のトンネルの掘削から日本人の話につなげ、マキキ聖城キリスト教会に移り、教会を開いた奥村多喜衛の努力と移民の日本人の歴史を紐解いて行くなかに、観光情報も散りばめて中身が濃いと感じました。

サトウキビ畑や工場での労働から這い上がって行く苦労をしてきた歴史を直に知っている日系人へのインタビューはとても印象的でした。スティックに刺さったドーナツを売っているKomoda Bakeryの紹介では、観光ネタかと思いきや、店を次ぐためにパイロットの職業を捨てた義理の息子さんがいたことに触れて、家族やその歴史を大切にしている日系人を描くという素敵なストーリーになっていました。

番組のなかで特に興味を持ったのは、奥村多喜衛が書いた「排日予防の栞」でした。日本から来た移民の評判の悪さを変えるために、日本人に文化の違いやマナーを教えるシオリを配布したそうです。今でも勉強になることが多く書かれている気がします。マキキ教会のブログでは、制作スタッフがどのように取材したかが書いてあり、手間暇をかけて番組を丁寧に作っている様子が伺えました。

もう一つ気になったのは、Oceanというウオッカ・・・。急に話が変わります。日本人の人が焼酎を作っているのが最近話題になっていましたが、ハワイ産のウオッカがあるとは知りませんでした。このOceanの原料はサトウキビ。サトウキビで作るお酒は、普通ラム酒です。ウオッカは原料を問いませんが、製造工程の最後に、活性炭やその他のもので濾過することになっています。日本の法律では、白樺の炭で濾過したものがウオッカと定義されています。今年のハワイでは、一本調達してこようと思います。

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