今回の火災では、まず、ハワイの古いコンドミニアムにはスプリンクラーが設置されていないと再認識しました。どうしても費用負担の問題があるため、法律で義務化するまではできないでいるというのが現実のようです。
調べてみると、スプリンクラーの設置費用は、1平方フィートで10ドルという数字がありました。500平方フィートなら5,000ドルが負担になります。また、コスト負担だけでなく、天井や壁に穴を開ける工事が必要になるため、その間住めなくなるという問題が生じます。簡単に解決できる問題ではないのが頭の痛いところです。
火災が起きた場合は、建物の自体は共用部分になるので、コンドのHOAが掛けている保険でカバーされるようです。保険でカバーできなかったら、残りは、自分の部屋に損害があってもなくても、すべての所有者で負担を分け合うことになります。
そしてビデオに出てきていますが、火災の影響を直接受けなかった上の方の住戸でも煙で真っ黒になっていることが分かりました。物が燃える時にでる灰やすすは黒くするだけでなく、臭いも強烈です。ベッドやその他の家具、衣類などはまったく使えない状態に違いないと想像します。自分の部屋の内装やダメになった物は、所有者自ら対応するしかありません。思わぬところで、保険の価値を思い知った気分です。
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