まず、弁護士に連絡すると、電話やスカイプで話をすることになります。それまでに、トラストの基本的な勉強を完了しておきましょう。最初の適当な時間は相談無料ですが、話が長くなってしまうと時間単位のコンサルティング料金を支払うことになります。
話してみて納得すれば、トラストの設定を実際に依頼することになります。弁護士が提供してくれるサービスなどを定義した契約書が届くので、サインして送り返します。契約書の中には、報酬が明記されているはずです。先払いになりますが、支払ったお金は、エスクローのような形で保管してくれます。
ここまで来ると、弁護士がトラストを書くための質問が届きます。これに答えることで、トラストの詳細が決まります。質問を少しご紹介しましょう。
- トラストの後任委託者や受益者を誰にするか?これは当然ですね。
- トラストの入れる財産は何か?これも当然。
- 該当する受益者がいなくなった場合どうするか?ちょっと考えます。
- 葬儀の方法は?遺言を書くことになります。
- 資産を相続させるタイミングは?遅らせることも可能です。
- ペットの扱いは?自分よりも長生きすることはないなぁ。
これらを読むだけでは、何のことかは分からないかも知れません。トラストを作ると、いつかは考えなければならいことを、「今」考えることになります。自分が死んでしまった時のことは、考えているようで、実は考えていません。そういう質問に答えなければならないのは、ちょっと不思議な経験です。
0 件のコメント:
コメントを投稿