投資の結果としてはどうだったかと言いますと・・・購入で支払った金額と戻ってくるお金。それに来年日本で支払う所得税と再来年の住民税を考えるとドルベースではどれほど利益があったかは、微妙なところではないかと思います。ローンを借りて途中で全額返済するまでに元本が少し減っていたけれど、フローリングを新しくしたり、電化製品や家具を入れ替えたりして、銀行口座の金額を維持するために日本から送金もしていました。ただ、持ち出した多くて損している感じはなかったです。
細かく見て本当のリターンを検証することは可能ですが、円ベースでは高いリターンなのでそれで良いことにします。アメリカ不動産に投資するノウハウを学べたのはお金では買えない大きな財産で、今からアメリカに不動産投資しようとしたら手が出せないと思います。数字を丸めて言うと、30万ドルで買った時は、まだ1ドルが100円を超えておらず、今度は2割ぐらい価値が上がったけれど、1ドルは150円。日本円だと当時3千万円で買えたものが、今や5千万円以上ないと買えないわけです。ましてや最初に用意したのは半分の金額。アメリカもローン金利は外国人の私でも4.5%。いまアメリカ人でも6-7%です。いろいろな面であのタイミングだったからできたことは間違いありません。
アメリカ不動産投資はまだ継続しているので本当の答えはまだ出ていませんが、人生をかけた実験として、ちょっとだけ毛が多いサラリーマンがローンを使ってワイキキにコンドミニアムを買ったことは正しかったし、まずまずの成功を納めたと思います。あと10年は続けるつもりですので、これからも頑張ります。